前回の続き トリートメントで髪が傷むって動画はどうなの???その❷

予想以上に長引いているシャンプー談義。前回の続きです。

美容師さんが素人さんに軽はずみには言わない話。

 

髪の最重要事項はph(ペーハー)

 

冷静に考えれば、そうだろうよと思うことですよね、きっと。

っていうか、髪に限らず肌表面もそうだし、口の中もphバランスが崩れると細菌が増えて虫歯になる訳だし。

 

 

皆様は覚えていらっしゃるでしょうか?

娘の学校の課題で、わたくし達がビタミンCについて調べていたことを。

 

実はこの調べの最中にもいろいろと気付きがありまして。

「酸化」が進むと老化する。

(食べ物の場合は腐敗する。)

体内のphバランスを保つために体内では酸化還元反応が至る所で起きている、、、

 

これがきっかけでボロボロとウロコが落ちるわけであります。誰の宿題だったのかという感じです(笑笑)。勉強になりました。

 

美容室で受ける施術で薬剤を使うものはカラーやパーマ・縮毛矯正等ですが、これらは薬剤を使って髪のphバランスを崩して色を入れたり髪の曲線をコントロールしています。

 

phバランスを崩すと何が起こるか。

キューティクルが開くんです。

髪が濡れてもキューティクルは開くんですが、phバランスが崩れるとさらに開くんじゃないかと。見たわけではないので分かりませんが(笑笑)。

 

開いたところで薬剤や熱やらで処理して色や形作りを再編成したタンパク質を閉じ込めたりしている様です。

 

このようなことは経験がものを言う。素人ではやはり扱いきれないので、セルフよりは美容室でやってもらう方が良いに決まっています。

 

それでも髪質やダメージは個々に違うので、マニュアル通りにやるよりも、微妙なさじ加減が出来る美容師はよりきれいに仕上げることが出来ると言うわけです。

 

ですから、前回わたくしが気に入らないと書いた、この美容室なら大丈夫的なまとめ方はある意味正しいと言うか、、、

 

 

それでも髪質改善トリートメントや縮毛矯正って5時間近く掛かるので、そうまでしてやる必要あるのかっ人も多々いるはずなんですよね。3万円前後するわけですし。

美容院は個々のお客さんの単価を上げることがお仕事だから自分のお店に来させるようにするのは仕方ないかもしれませんが、庶民の主婦はいかに髪にお金を掛けずに美髪になれるかが重要(笑笑)。

癖毛の人だって扱いやすい髪型を手に入れられるなら縮毛矯正施術が上手な店よりもカットが上手な店に行くd( ̄  ̄)。

その方が断然髪にもお財布にも優しい(笑笑)。

 

そこで、ホームケアが重要になってくる。

 

本当に美髪を手に入れたかったら、喜んでお高いトリートメントなどを買ってはいけない

 

前回の動画を観た方はもうお気付きのはず。あの理論はあの部分だけなら正しいのでもう一度張り付け。

 

ボロボロに傷んだ髪にはトリートメントは無意味!【髪質改善】 - YouTube

 

ですが、市販のシャンプー&トリートメントで何のトラブルも起きない羨ましい人も多々いらっしゃるので、絶対に変えた方が良いとは言えないです。

それに後述する癖毛対策はかなりの覚悟が要ります。一旦髪をニュートラルな状態に戻すと言うことは、想像以上に辛い時間になります。安易に数回試してみるくらいで良くなると思っている方にはオススメ出来ません。

世の中には数えきれないほどのシャンプーが展開されていますから、各々合ったものに巡り合っているのならそれで良いのではと思います。

 

一般的な合成シャンプーはコーティング剤で擬似的にツヤを作り出しているのは事実です。それを繰り返してダメージを受けていると思うなら、ケアを変えた方がいい。ただし覚悟は必要。

 

 

で、先述のphバランス。

よく聞くと思いますが、人間の髪や皮膚は弱酸性。phバランス5〜6と言われています。だから弱酸性のアミノ酸シャンプー使いましょう。おしまい。

 

っていう話ではないんです(笑笑)。

 

世の中、そういうことがまことしやかに言われています。

そして、わたくしも先日、アミノ酸シャンプーを注文し月末頃の配送をお願いしたのでまだ手元に来ていませんが、これ、どうしよう、、、不要かも(笑笑)。

 

 

気付いちゃったんですよ。

シャンプーが弱酸性なだけでは美髪にならないって(笑笑)。

 

 

悪くもないけど良くもないと言うか。

ですが、合成シャンプーから石鹸系のシャンプーにいきなりシフトはかなり危険です。今までコーティング剤で誤魔化してきた手触りが石鹸系のシャンプーで剥がされて手が付けられないくらい爆発する人も。シフト段階として使用するのもありかと思います。

我が家はその段階は既に終了(笑笑)。

 

髪は乾かすとキューティクルが閉まるので、phバランス&水分バランスの整った髪は癖が収まりやすい状態だと言えるでしょう。合成シャンプーはそこを無視した強引な水分保持をするために、トラブルが生じやすい。

 

強い癖がある人でもある程度収まりの良い状態になるなら、無理に縮毛矯正掛けたいとは思っていないはず。

それでとりあえずコーティング機能の高いシャンプーを選びがち。その方が調子良い方もいらっしゃるみたいですので、今から書く癖毛対策も万能ではないと先に申し上げておきます。

 

では、ここから癖毛対策です‼️

 

使うシャンプーは出来れば石鹸系のシャンプー。髪をコーティングしないものを他に知らないのですが、前回あげたものなら大丈夫。使い始めにギシギシ過ぎて指も通らない人は、、、壮絶な戦いになります。それだけシリコン剤に頼った証拠です。無理そうならアミノ酸シャンプーから始めるのも手です。

 

パックスオリー シャンプー 550ml

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わたくしや娘の場合は毎日髪を洗いますが、週に2・3回しかシャンプーは使いません。

他はお湯洗いのみ。

シャンプーはたっぷり泡でしっかり洗います。ちょっときしむ感じが出るはず。このくらいが実は洗えている証拠。

 

特にダメージや癖が強くない方は、シャンプー後にコンディショナーをしっかり付けて洗い流せば🆗です。

 

 

パックスオリー リンス 550ml

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石鹸系のシャンプーは必ずシリーズ使い出来るコンディショナーを買いましょう。phバランスを整えるにはここがポイントです。家に余っているコンディショナーを使ったりすると、シャンプーでアルカリ性に傾いた状態をベストのバランスに戻せませんから。ちょっと多いくらいにまんべんなくコンディショナーを付けましょう。洗い流して終わりです。

 

癖の強い人は、お湯洗いのみの日でも、コンディショナーだけはシャンプー使用後と同様に使います。

 

水道水はアルカリ性の地域がほとんどらしいので、お湯洗いだけでもアルカリ性に傾いてしまいます。

コンディショナーは忘れずに‼️

 

石鹸系コンディショナーは酸性度が高め。使うことでキューティクルが閉じやすくなります。

かと言って、酢やクエン酸は酸性度が高過ぎるのでオススメ出来ません。ご注意ください。

 

 

洗い流した後は、しっかりタオルドライして、ドライヤーで完全に乾かしましょう。

ここまでを繰り返すだけでも、キューティクルが整って数日後にはドライヤーの時間が短くなっていることに気付くと思います。

健康な髪は水分保持力が高いので、短時間で乾くのです。

 

上手な乾かし方もマスターすると仕上がりが変わります。

美容師が教える正しいドライヤーのかけ方髪の乾かし方 - YouTube

 

オイルはドライヤー前とドライヤー後に少しだけ。

表面が整った状態でオイルを付けると反射しやすくなり、ツヤがきれいに出ます。ここで間違っても市販の洗い流さないトリートメントや艶出しオイルと謳っていながらバリバリのシリコン剤みたいなものは使わないことです。指のマニュキアを付けるのと同じ原理。

コーティングしてしまうと自分で水分コントロールが出来なくなって中のphも狂ってしまいダメージの原因となります。

 

髪には修復機能はありません。

ですが、死滅細胞なのにキューティクルの閉鎖は自動的に行われています。不思議ですよね。

湿気や温度だけでも影響を受けて開いてしまうキューティクル。

ちゃんと閉じた状態が維持できるようになると、天然のうねりは治せませんが手触りは格段に良くなります。

ゴワゴワな手触りはキューティクルが開いたままってサインなんですね。

手触りの良い癖毛なら、どストレートよりも扱いやすいかも。

 

アイロンの使い方もリンク貼ります。

あなたのアイロンのやり方は間違ってる? - YouTube

 

 

アイロンで1日誤魔化すか、縮毛矯正や毛髪改善トリートメントで数ヶ月誤魔化すか。もしくは癖を活かすか。

自分がどうしたいのか。良く考えてから美容師さんと相談してみてはいかがでしょうか?

 

お付き合い頂き、ありがとうございました♪