おはようございます。
本日もありがとうございます。
今日は心理カウンセラーとして私のつぶやき。
先日、5歳児の事件が報道されました。
まともに食事を与えてもらえず、女の子が亡くなった事件。
悲しい事件。
心が苦しくなる様な、痛ましい事件。
実は、日本にはまだまだこの事件の予備軍の様なケースが多くあるのが現実の様です。
私だけでも、近いケースをたくさん見てきました。
今回の事件で、親からの虐待や育児放棄が分かった時の対応について、私にも出来ることはまだまだあるなと改めて思いました。
私が発見するケースは、小・中学生になってはいます。
ですが、お母さんがご飯を全く作ってくれないから自分で作って食べている、という子から、自分で作ることを禁じられている家庭も。
冷蔵庫を開けることさえ禁じられている子供もいます。
こういう子供達は、自分の置かれている状況が異常だということに気付いていないことがほとんど。
「みんなの家もこんな感じ。」だと思って、友人に相談したりしていない様ですし、「おかしい」と思ったとしても人に話にくい。
誰に相談したら良いのか、分からない。
色々なパターンがありますが、学校にきちんと登校出来ていると、傍目には分かりにくい様です。
家の居心地が悪過ぎて、家に引きこもっているくらいなら登校したい。
学校なら安全。給食も食べられる。
食事を全く作らない母親が多くいる。
これが今の日本の現状です。
何でもかんでも売っているから、作らなくても手に入る。
その代わりにお金がかかる。
子供は食べずにいたらいい。
となるのか。
そうなるまでの過程は個々によって違うけれど、親の支配力が強いことは確か。
学校の給食で命を繋いでいる子供がいる。
カウンセリングを通して、こういう状況だということが分かる場合があります。
相談内容は全く違ったことなのに。
分かった場合、まず、私が
本人に伝える様にしていることがあります。
それは、、、
「自分の命は自分で守る、ということを自覚すること。ご両親を頼りにし過ぎないこと。」
このままの食生活を続けていると、自分も病気になる可能性があることも伝えます。
こう伝えて、一瞬はたじろぐ子もいますが、大抵の子は、覚悟を決めるというか。
やっぱり自分の家庭は特別なんだ、と
気付くというか。
真剣に聴いてくれますし、自分から色々なことを話してくれます。
こういうご家庭は、ご両親のどちらかが病気を治療中で、仕方なくこうなっているケースもあります。
そういう場合、自分が生きていくだけでも精一杯なのに、子供の世話まで出来ない。
それをお子さんに打ち明けていないご家庭もあれば、打ち明けている場合もあります。どちらにしても、しわ寄せは子供に来ています。
だったら。
お子さんはそれを自覚して、自分まで病気にならない様、最低限の健康管理・食事管理を自覚して行う必要があります。
小中学生では、その知識も足りない。
そのことに気付かせる。
学校や行政の力ももちろん、お借りしなくてはならない場合がほとんど。
ですが、こういうご家庭に限って現状を隠したがる。
先生からご両親に事情を伺うという行為が、危険な場合もあるので、安易に話さないようにお願いする場合も。
「学校には行くな。」と登校さえも禁じられる可能性があるからです。
私、いつも思うんです。
カウンセリングに来て話が出来る子供達って、賢いって。
なかなか、自分の悩みを大人に聴いてもらおう、と思えない年頃。
そこを意を決して、話してくれる。
「本当によく来たね。」と受け止めています。
上手く聞き出す、のが私の仕事。
聞き出せたら、然るべき機関と連携しなくてはいけない様なケースもあり、やるべきことはたくさんあります。
「聞き出す」ことには、技術が必要だと痛感する毎日。
思春期の子供達ですから、口が重いのも確かです。
ですが、チャンスは逃したくない。
せっかく相談に来てくれたんだから、少しでも上手く聞く出せるよう、日々中高生の話題も勉強中。
アイドルとかYouTuberとか苦手ですが、名前くらいは知っていると、話が盛り上がって、リラックスムードで話してくれる、なんてことも。
そんな私が、いつも持ち歩いている本。
成功する子は食べ物が9割 ー 幼児・小学生ママ必読! 冷蔵庫の中身がカラダの中身。
- 作者: 細川モモ,宇野薫
- 出版社/メーカー: 主婦の友社
- 発売日: 2017/11/30
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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食べるものが20年後の自分にまで繋がっていく。
そのことを分かりやすく説明している本です。
保護者だけでなく、お子さんが読んでも分かりやすい。
この本でなくても、栄養について書かれている本はたくさんあります。
料理本とは別に、ご家庭に一冊あるといいなとオススメしたいジャンルです。
現在、私の本は、必要だと思われる子に貸出中。本人が読みたいと。
本を貸したところで、食事の回数を増やしてあげることは出来ませんが、給食を食べる時の意識が変わればいいなと思っています。
食べることの大切さを学んでほしい。
食べたもので身体は出来ている。
世の中で悲惨な事件が増えた背景には、食べる物と関係していると思うのは、私だけでしょうか。
心理カウンセラーですが、こういうこともやっています。
ちょっと異色かも知れません。
今日もお付き合い頂き、ありがとうございます。